1)【意思決定者】
このステークホルダーを見て分かるように、【意思決定者】のドンは『環境省』である。しかし着目すべき点はみんな思いつくであろう環境省のほかに、国土交通省・警察省・経済産業省・文部科学省・農林水産省、などの省も運動に加担している。これはヒートアイランド現象が環境という分野からだけでなく、様々な分野からアプローチが出来、さらに改善していけることを意味している。
2) 【提案者】
また【提案者】の層には市や県レベルの対策委員が並んでいる。【意思決定者】のレベルまではいかないまでも、各々の集まりで委員会を設置したりし、上で決める対策の元となったりしている。提案する立場でもあり、細かく実行していく立場でもある。
3)【アドバイザー】
3番目の層【アドバイザー】には主に研究する立場の人達が並ぶ。環境科学研究所や気象学会が研究によってだしたデータから1,2番目の層にアドバイスをしていく。4番目以降の層の様子も把握したりし、今どうなってるかという状況を把握して、随時対策を提案者などにアドバイスや実行。
4)【審査者】
【審査者】の層では【アドバイザー】と少し違い、自分では対策をするのではなく、あくまでも研究していく立場。あまり自分たちでは動かない。ここでも温度の上昇などのデータをだし、上の層へ知らせたりしている。また対策がうまく働いているか審査する層でもある。
5)【観察者・無関心者】
【観察者・無関心者】の層はさほどかわりはない。ただ都市部の方がヒートアイランド現象が深刻化しているので、そこの住民の方が関心は高いように思われる。
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